自然が造る境目だが…

 

自然が造る境目は、よくできていて美しい。程良く刈りとられた水草たちと水面。なんてことはない造形だが人為的に造るのはたやすいことではない。単調に見えるが一様ではなく同じ形は2つとない。
自然にできた形は平面にとどまらず、水草の下にも生物のすみかとしての機能も果たしている。小さな昆虫から60センチ近い鯉までが絶えず出たり入ったりしている。
ごく自然な昔からの風景かと思っていたがこの水草も外来種のブラジルチドメグサという植物だった。旺盛な繁殖力で水の流れを阻害し、水門などへの影響が懸念されておりウォーターレタス同様に特定外来生物に指定されている。余りに違和感のない馴染み方に驚いた。


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