光が集まる場所

伊勢神宮を思わせるようなスギの大木が立ち並ぶ。何気ないようだが石積みの上に低く刈られた草、そしてスギの木という光景はあまり見ない。自然界にありそうでないこういった景は大変興味深い。
ここは懐良(かねなが)親王御陵という。
懐良親王は後醍醐天皇の十六皇子で征西大将軍となり、菊池氏、阿蘇氏の支援を受けて九州における南朝方の中心となった人物である。

石造りの柵の中に鳥居がありその奥の円墳がお墓だとのこと。厳重に囲われている訳ではなく、たどりつくのが困難な場所でもない。それにもかかわらず非常に神聖な雰囲気が感じられる。高木に囲われてはいるが、ここにだけ日の光がひときわ多く注いでいるようにかんじる。県内でも屈指の聖域といっても良いのではないか。

側溝にも御影石で造られた化粧カバーが設置されている。さすがは宮内庁直轄という感じで品位を感じる。蓋にせず縁取りとして溝をオープンにしているところが良い。

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