熊本城内にある監物台(けんもつだい)樹木園。この名前は 細川家家老で熊本城北を固めていた長岡監物に由来するものだとのこと。園内に国の重要文化財に指定されている監物櫓(けんもつやぐら)があり、こちらが熊本地震で被害を受け、園も閉鎖されていたが櫓の修復を終えて一部未修復のところもあるが再開している。ただし冬場は隔週水曜+日曜の営業のみ等シーズンにより開園日・時間が異なるので、来園の際は注意頂きたい。
訪れた日もスタッフの方もおらず、来園者にも会わなかった。人の足音かと思って何度か見た先にはヒヨドリがピョンピョンと跳ねて一面に落ちた落ち葉を動かしているだけだった。木々に囲われ静かな中を落ち着いて散策できる。10年以上前に来たことがあるが以前に比べ樹木がひどく大きくなったように感じた。特に外周を囲う高木類は人為的に植えられた様相をやや逸している。この位の樹齢なら10年程ではあまり変わりそうにないものだが印象がかなり違った。
園のシンボルとなっているのが、列植されたワシントンヤシ。和名をオキナヤシということを初めて知った。葉の先に白いヒゲのようなものをつけることから、翁(オキナ)の名がついたのだという。
このワシントンヤシの先にある藤棚のフジも棚を呑み込まんとばかりに大きくなっている。全体に地震での傷みがある中、樹木の勢いは旺盛で、人の気配も薄く、なんとなく遺跡化したような雰囲気を感じたが、また緑が芽吹いた春にも覗いてみたくなった。



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