熊本市中央区のサクラマチクマモト。桜町バスターミナルと熊本城ホールを中心とした大型複合施設である。ひな壇状に設けられたテラスは緑が溢れ、魅力的なランドマークとなっている。
遠目で見ると気付かなかったが、改めて見るとオージープランツ(オーストラリアやニュージーランド原産の植物)がかなり多い。冬なので常緑樹が目立つのは仕方ないと思うが、全体の1/3がオージープランツではないかと思うほどである。モミジを始めとする落葉の在来種がメインだと思っていたので意外だった。

左よりのフェンス沿いの濃い緑の樹木はバンクシア。マツに似た雰囲気もあって雑木の脇にはあってもごく自然だ。
しかしながらよく考えるとオージープランツが選ばれているのも合点がいった。そもそもがコンクリートの上に盛られた土壌で乾燥しやすく、温度も上がりやすい。その上、在来種と樹形の馴染みの良い…などをことを考えるとオージープランツが最適だなと思った。

手前のグレビレア、奥はカレックス。ここだけ見ると和風、洋風どちらとも言えない。

左手前のプンゲンストウヒ(北アメリカ原産)に、オージープランツのウエストリンギア(右)、とアカシア(後)。中央には山採り風の雑木。冬場の寂しさがしっかりカバーされている。
植物たちは洋の東西どころか、南北も超えて、大変厳しい生活環境ながらもその多様性を活かして調和した景観を創っており素晴らしいことだと思った。
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