熊本県山鹿市と菊池市にまたがる丘の上にある鞠智城。飛鳥時代に造られた山城を復元したもの。飛鳥時代には戦に備えるための基地として、奈良時代にはこの地域の役所として、平安時代には米や食料の備蓄庫として使われたとのこと。
中でも最もシンボリックなのものが木造3階建ての八角形をした「八角形鼓楼」(はっかくけいころう)鼓の音で時を知らせたり、見張りをするために使われていたという。
そして米倉がある。湿気を避けるため高床式で、柱にはねずみ返しがついている。校倉(あぜくら)造りと呼ばれる構造で角材を積み上げたものが壁となっている。湿度が高い時期は木が膨張して湿った空気を遮断し、湿度が低くなると隙間ができて風が通り、庫内の湿度を一定に保つ調湿機能を持つというもの。
園路沿いに低い生垣として植えてあるオカメザサが鞠智城にこの上なくマッチしている気がしてならない。丸みを帯びたふくよかな葉の形がどこか古代風で、はるか昔の鞠智城がありし日にもこうして植わっていたのではないかと思ってしまう。



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