写真はイギリスのリージェンツ・パークの整形式庭園である。特にフランスやイタリアでは特にこのような左右対称、直線、幾何学模様を基調とした整形された庭園が多く存在する。行き届いた管理で樹木、草花が整えられ、華やかで優雅な貴族の生活を彷彿させる「庭園」の代名詞的なイメージである。
昔読んだ本に「整形式庭園は時間の概念が取り除かれている」というような表現があった。木々は何時も変わりが無いように入念に刈り込まれ、花は絶えず咲き誇ったものが植えられている。庭園を造らせた権力者の栄華が決して変わらず続くようにとの願いが感じられるようだ。
逆に日本庭園は時間の流れを受け入れていると書いてあり、仏教思想の要点の一つといえる諸行無常と合致し、多くの寺の名園が今も残されている。日本庭園はイギリス式庭園、中国庭園とともに風景式庭園に分類されている。
「整形式庭園」と「風景式庭園」のそれぞれに異なる良さがあり、その優劣を比較する必要は感じないが、その庭園の造られた経緯や目的、造り手の想いなどを知ることが庭園をより深く理解し、楽しむためには必要不可欠だと強く感じた。
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