熊本市西区花園にある本妙寺。加藤清正の菩提寺として知られる日蓮宗の寺院である。大きな本院を中心としてその脇に塔頭(たっちゅう)と呼ばれる小さな寺が建つという樹木の幹と枝の関係のような樹状構造となっている。本妙寺の場合はこの塔頭が12もある。このような造りとなっている寺があることをここで初めて知った。京都などの巨刹(きょさつ=大きな寺)には良く見られるという。

清正公が祀られている浄池廟(じょうちびょう)の中門からの眺め。参道沿いに時代を感じさせる建物が並ぶ趣きある景観。本堂裏手に駐車場があり、石段を上らずとも本堂を拝観できる。この浄池廟が参道の上段奥にあるため、浄池廟が本院だと勘違いしていた。

胸突雁木(むなつきがんぎ)と呼ばれる急勾配の石段は相当な段数で足腰の鍛錬になる。熊本市内中心部を望む丘陵地に位置する。

参道の中ほどにある本院の星寿林(しょうじゅりん)。てっきりこちらも塔頭で、浄池廟が本堂だと勘違いしていた。山門の脇に大きなイチョウが控えている。

いまだ黄葉半ばであったが鮮やかな黄色をしている。時間の流れで寂びた色合いとなった山門の材木との対比で、普段何気なく見てしまう黄葉を印象に残してくれた。
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