柳川

水郷として知られる福岡県柳川市。至るところに水路が流れている。ヤナギが川の両岸に並ぶ。水は濁りが強く泥っぽい茶色に苔っぽい緑が少し混ざる感じで、決して綺麗ではない。それにも関わらずこの水の色や雰囲気に落ち着きを感じ、癒される。

 仮にこの水路の水が澄み切っていたらどうだろうと考えてみる。水深はせいぜい1mほどだろう、薄っすらと泥がたまり、石が少しだけ転々とある。小魚やカニなども少しは見えるかもしれない。

悪くはないが「濁り」に比べるとやはり「深み」が足りず面白味に欠ける。「濁り」には文字通り「底知れない」魅力があると気付かされた。

 釣り絡みの話になるがここ柳川はブラックバス釣りが盛んだという。(写真の様な街なかはもちろんNGだろうが)柳川クリークといって畑や水田のまわりを縦横無尽に走る水路が広大なフィールドになっているらしい。

バス釣りをやっていた頃は水が濁っている池、湖のほうが魚が釣れる、透明度が高いと釣れない気がしていた。 渓流釣りがメインの今では全く逆で濁りが出ると渓流魚が反応しなくなるので濁りに対する嫌悪感が高まっていた、さらに透明度が高いほうが明らかに良い景観だという考え方に偏りつつあったが、上の写真の水路をみて「濁りの深み」ということを学ぶことができた。


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