旧戸島家住宅

福岡県柳川市にある旧戸島家住宅。江戸時代に藩の要職にあった方の隠居後の住まいとして造られた建物が、柳川藩に献上され藩の茶室として使われるようになったという。
南側には池のある庭園がある。平地かつ市街地とは思えないほどの分厚い緑を背景としている。水の色は柳川らしい濁りと深みを呈している。
深い軒と座敷を廻る縁側が庭ととともに最高の景となっている。
茶室には三日月が障子に映しだされている。実家の玄関前から客間にこれに似た意匠のものが造られていた、祖父がこれを模したのだったのだろうか、とふと思い出した。一期一会の掛け軸、柿色の壁が斬新だが落ちついている。鉢に活けられた赤いヒューケラも絶妙だった。
三畳ほどの小さな茶室。北側だったとおもうが非常に明るい。露地にも適量の緑があり、中心にはウメがあり、5月の日に照らされまだ若い実をつけた最上のタイミングだった。
ウメ

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