ヒサカキ



渓流を釣り上がっていると、遠くで薄っすら酸味のある香りがする。だんだんと強くなり「芳香」のレベルを超えてキツイ感じとなる。ヒサカキが開花していた。近くで嗅ぐと昔のトイレの芳香剤を強烈にしたような臭いがする。遠くで香る分は良いのだが。
ヒサカキは小型のサカキという意味の姫サカキ(ヒメサカキ)が名前の由来と言われている。「非サカキ」つまりサカキではないという説もあるらしい。サカキは人と神様の「境の木」が語源である。サカキは外周が全縁(ギザギザがない)で葉が大きい。ヒサカキは鋸歯葉(縁がギザギザの葉)で小ぶりな葉である。

サカキ、ヒサカキとも年間を通じて艶のある葉をつけているため縁起の良い木とされており、神棚へ供える玉串として利用されている。

このヒサカキを見た後、厳しい釣果が好転した1日だった。ヒサカキを縁起木として釣行の度に探していきたい。


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