渓流ルアー釣りでのコストもできるだけ抑えたいもの。川の中に入って釣るスタイルなのでルアーのロストは少ないが、ルアーを岩間にキャストするため岩にぶつかってリップが折れてしまうことがよく起こってしまう。

写真は最も使用頻度の高いジャクソン メテオーラ 45。先日リップが折れてしまった。
しっかりと造られており、かなり耐久性はあるタイプのルアーだと思うがたまに折れることもある。折れた場合には使用を諦めて、かつてはキーホルダーにしていたが、なんとか利用できないかと思い修復を試みてきた。
過去にネットで調べた際には2通りの方法があった。一つが「型取り樹脂流し込み法」、もう一つが「樹脂板挿入法」
「型取り樹脂流し込み法」はお湯に漬けると柔らかくなる粘土状の樹脂を用いて、リップの壊れていないルアーからリップの型を取る。硬化した樹脂粘土をリップが破損したルアーにあてがい、別な樹脂を流し込んで固めるというもの。形の復元性が高いのが魅力だが、新品ルアーやその他の材料も必要になる。そこで試したのが「樹脂板挿入法」。リップが折れたルアーのリップを根元まで切り取り、1ミリ程度の溝を金切り鋸でルアー本体に深さ5ミリ位刻んでいく、溝切りの角度がリップの角度となるので慎重な切り出しが必要となる。次に要らないCD(材質はポリカーボネートだと思う)をリップの形状に合わせて荒く切っておく。そして、ルアーの切り口、リップに2液性のエポキシ接着剤(DAISOでも購入可)をつけて硬化させる。特有の臭いが気になる方も多いと思う。私はあまり嫌ではないが…その後に棒ヤスリでリップを削って完成。


細かいことを気にしなければ、見た目もそれなりにOK、泳ぎもOK(少なからず動きは変わる、好みに近づくこともある、あまりにバランスが悪い場合は削り直し、最悪角度修正のため付け直し)。実釣でも充分な釣果を上げてくれ私の財布を助けてくれている。
当初は材料にCD(ポリカーボネート)を使っていた。岩にぶつからなければ何ら問題ないのだが、岩にあたるとあっさり割れてしまうことが多かったため、現在はCDからアルミ板(これも1ミリ厚くらい)に変更している。アルミ仕様になってからは破損は今のところ無い。上の写真もアルミ仕様である。ポリカーボネートよりカットと研磨が少ししづらいが、柔らかい金属なので特殊な道具は要らない。
コメント
コメントを投稿