市民農園


熊本市南区の蓍(めど)町ファミリー農園という市民農園。30平方メートル毎に区画割りされており年間6,000円で借りることができるとのこと。
緑川の河川敷にあり住宅地からは離れた立地ながら、見る限りでは全区画空きは無く人気の様子である。水道も数ヶ所用意されている。いつもどなたかが居られ作業を楽しんでおられるようだ。
ニンジン、ジャガイモ、ネギなど様々な野菜が一区画のなかでさらに小さなブロックをつくっている。それらがモザイクとなって景観としても美しい。
このような市民農園の少し大規模版でロシアにある「ダーチャ」と呼ばれるものがある。滞在できる小屋がついているものが多いとのことだ。

ロシア国内の大半の家庭がこのダーチャを所有し、ロシアのジャガイモ生産量の9割をダーチャで生産されたジャガイモが占めていた年もあったというから驚きである。ソ連時代には経済的危機からこのダーチャが国民の飢えを防いだと言われている。

ロシアの人々はダーチャでの農作業で心の緊張を解きほぐしながら、食料を自給して自らの身を守っていたという素晴らしい話である。我々も見習うべきところが多いと感じた。

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