熊本県八代市にある松浜軒(しょうひんけん)八代市中心部に位置するため今は当時の眺望が得られないが、かつてはここから松林と砂浜が見え、長崎県の雲仙普賢岳が見渡せたということにこの場所の名はちなんでいる。

八代城主の松井家によって茶屋として造られている。展示室も設けられており伺った際には様々な茶道具とともに古田織部からの手紙も展示してあり、鏡餅のような花押(かおう≒サイン)がお洒落だった。

広い池を中心とした回遊式庭園となっており、5月〜6月には池のほとりに肥後花菖蒲が鮮やかに咲き乱れて、多くの人々を楽しませる。

この「縁側+水景」は私にとって好物で大変な魅力を感じる。さらには縁側が出隅となってガラスで仕切られていながら見通すことができる光景は建物と庭が一体となった庭屋一如(ていおくいちにょ)を存分に感じることができる。この新緑もガラスや格子を通して見る方がより美しく見える。このガラスも古いもので厚みが均一でなくわずかにムラのある感じが水面と同じような自然の景に近いものに感じられた。
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