
ユキノシタ。秘められた可憐な雰囲気を連想する素敵な名前の植物だと思う。雪の下でも耐えうるというような名前の由来かと思い込んでいたが、「雪の舌」に由来する説もあるそうだ。
花の下側に2枚の雪のように白い花弁がつく。それが舌との見立てだということである。だいぶイメージが変わってしまう。秘められた可憐な雰囲気ではなく、どこかシニカルな感じも漂ってくる。
猫の舌を意味するフランス語、ラング・ド・シャに沿って、変換するとラング・ド・ネージュ。悪くないがそれほど良くもない。
四十を過ぎても新しく知ることが非常に多い。ただし、知らずにパンドラの箱にしまっておいたままで良かったかな、と思うこともたまにある。この飛び出した舌も箱にはしまえそうにない。
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