
柏餅などとしてカシワの名前は聞くものの九州では出会う機会がかなり少ないように思う。平地では見たことがなく、山地でたまに見る程度である。温暖な九州ではクヌギやカシなどに圧倒されるのだろう。
先日サルトリイバラのことでも書いたが、九州では柏餅の餅を包む葉はサルトリイバラの葉が使われることが多いとのことだった。記憶をたどると確かにそのようだった。

まだ苗木と言えるような、1メートルそこそこの木が長さ20センチを超える大きな葉をつけている。短い葉柄があることからカシワでは無く、ナラガシワのようである。
小さなカラダで大きな葉を作り出し、それを毎年更新していく。とてつもない営みだと思うが、誰のためでもなく、頼まれもせず、気にもされない、それでも日々取り組んでいる。
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