

ヒラドツツジやサツキツツジなど植栽されたツツジはとんでもない量を日々目にするが、自生のツツジには出会う機会は割りと少ないように感じる。
躑躅と書いてツツジと読む。難解な漢字であるが、その名前の由来は「続き咲き木(ツヅキサキギ)」からツツジとなった説が有力そうではある。
他には漢字の躑躅は「てきちょく」とも読み、足踏みすること、2、3歩行っては止まること、ためらうことを意味するという。
ツツジの美しさに足を止めることから、「躑躅」となったという説もある。また一部のツツジ(レンゲツツジ)に毒があり、羊がその葉を食べると躑躅(てきちょく)して死んでしまったということに由来する説もあるという。
植物が毒性を持つのは、動物からの食害を防ぎ、種を守る目的が主なものと思うが、これほど小さなツツジが、大きなヒツジの生命を奪うほどの力を持つことを考えると、自然界は我々が思うほど穏やかではないことが確かなようである。

半月ほどして同じ場所を訪れると花を咲かせていた。街で見るツツジよりは花は少ないものの、それが丁度よく感じる。葉の緑に引き立ててられ、花の赤い色が際立っている。
ただし毒をもったツツジの話を聞いた後では、この赤色の中にどこか毒っぽさを感じてしまうは仕方がない。

コメント
コメントを投稿