最近良く見るようになった木製のダム。比較的小型のものに限られるようだが、今の主流になっているのではないだろうか。

私はてっきりコンクリートのダムの表面に板張りを施して、景観との調和を図っているものと思っていたが、そうではなく木材を主体(構造材)として、造られているとのことである。丸太を枠組みとして、中に石を詰めたものもあるらしい。
この木製ダムの特徴としては間伐材の有効利用ができ、短工期、低コストで築造でき、周囲の景観に馴染みやすいということが挙げられる。
ただし、水圧対する強度はにはコンクリートダムに比べて、劣るところがあるので、築造できる場所に制限もあるとのことだった。
耐久性についても気になるところではあるが、コンクリートと違いすき間からわずかに水を通し、ツル性の植物と共生があり得るなどを考えると、石積みや栗石を詰めた布団カゴのようにかなり将来的にも有望な気がする。この木製ダムの経年変化を見ていきたいと思った。
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