クルミやアーモンドのような大粒の実を沢山つけているキリ(桐)の大木が生えていた。渓流釣りで川沿いを歩いている際にたまに見かける、そしてほぼ大木である。
春訪れた際には紫の花を咲かせていたが、高いところにしか花が無かったため、撮影を断念した。
キリの材は水分を多く含み、火事になってもキリの箪笥(タンス)にしまったものは燃えないと言われる。
比重0.3以下で国産材の中で最軽量、柔軟で扱いやすく。木目の美しさを表す木理(もくり)という言葉から転じて「キリ」の名がついた説と、成長が早く切られてもすぐ芽を出すため、「切る」が転化して「キリ」になった説とがある。
花の色である紫が高貴な色として扱われたことや花の形も荘厳であることから、紋所や紋様としても古来より使われている。500円玉の表面や豊臣家の家紋、日本政府の紋章も「桐」である。
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