鵜ノ子滝


熊本県上益城郡山都町にある鵜ノ子滝(うのこだき)という滝がある。緑川支流の笹原川がこの滝を下りて緑川へ合流している。

実はかなりアクセスが悪く、かつては幻の滝と呼ばれていたことらしい。駐車場も用意されているが、そこまで行くのもかなりの悪路を通らなければならないということだった。

ヤマメ釣りの途中、川の中を渡ってくると意外なほどあっさりと鵜ノ子滝を見ることができた。

滝巡りをされる方も全国的に多いと聞くが、私は滝が特別好きという訳ではない。なぜかというと、正直少し怖さを感じるからである。けたたましい轟音とそそり立つ絶壁にどうも落ち着けないことが多い。
この鵜ノ子滝は落差もそこそこで幾筋かに枝分かれしている。そのため少し親しみやすく感じる。

同じ山都町内にある五老ヶ滝のような落差のある太い瀑布は大きなスギのご神木のようで圧倒されるが、鵜ノ子滝はいくらか柔らかさがあり、株立ちの樹木のような雰囲気がある。

特に右側の小さな筋が大きく湾曲して落ちているところが樹木らしく感じて気に入っている。

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