サクラの世代交代

渓流釣りで時折訪れる場所に馬頭観音様の小さなお堂がある。

しっかりした道路はあるものの、近くに民家はないひっそりした所である。それでもお堂はいつも綺麗に整えられている。

この春、そのお堂の前のサクラの大木が枯れ、伐採されていた。幹の中央が空洞化しており、虫でも入ったのだろう。木の材質は赤味がかり、緻密である。

すると、その脇に新たなサクラの苗が植えられていた。春の頃までは品種名が書かれたラベルがついていたが、もうなくなっていた。このサクラがしっかり根付いた様子に安心した。

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