越早滝

熊本県上益城郡山都町にある越早(えっさ)滝。緑川(みどりかわ)の中流に位置し、山道、川の中を含む徒歩3〜4時間程を要し、幻の滝と呼ばれるほどアクセスしづらい。

特別に滝が好きという訳ではないが、ヤマメ釣りを兼ねて、友人と滝を目指した。釣りの際は通常ない位歩けるので、過去の釣行の中で最も歩いたが、行きはそれほど苦労なくたどりつくことができた。

阿蘇溶結凝灰岩と呼ばれる岩でできた多孔質で比較的柔らかい岩盤が、川の流れで削りとられて成り立っている様子だった。

滝の手前の川へ緩やかカーブしており、滝の姿が少しずつ小出しに見えてくるところが期待を募らせる。


ようやく全貌が見えてきた。たくさんの滝を知っている訳ではないが、落差や幅、水流などのどれもがスケールが凄い滝という訳ではないと思うが、どこか魅力を感じる。


その魅力は右側から迂回して低く流れ落ちる小滝の存在によるものが大きいように感じる。

植栽に例えると高木があって、根締めとなる低木があるような構成であったり、幹が株立ちとなっている姿に近いものがある。


落差がそれほど大きくないというものの、滝壺を前にするとかなりの迫力に圧倒される。この威圧感が滝をそんなに好きでない理由である。見終わって少し離れて落ち着けた。

帰りつくとかなり疲労困憊だったが、滝を見ることができた満足感は充分なものだった。「来春また来よう」と友人と約束を交わして帰路についた。

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