
フェニックスという名前をもつヤシの木がある。フェニックスとは伝説上の不死鳥である鳳凰(ほうおう)のことであり、黄金に輝く大変に美しい鳥だとされている。この木が病害虫に強く、長寿であることにその名はちなんでいる。カナリーヤシという別名もある。
このフェニックス(の木)は海辺に立ち、朝日を受けて輝き、翼のような葉をバランスよく展開しており、その名に相応しい堂々たる姿をしていた。

このフェニックスに限らず、葉の下に他の植物が着生していることがかなり多い。これは枯れた葉の根元がメッシュ状になり、土がたまって植物が着生するというもの。たいていは上の写真の下側に生えているタマシダがほとんどだと思うが、ここでは珍しく上に別の植物が着生していた。
これはどうやらアコウのようである。この木は着生して生長すると、やがて気根で親樹を覆い尽くし、枯らしてしまうこともある。そのため「絞め殺しの木」と呼ばれる恐ろしい樹種である。また葉を乾かして焼くと良い香りを発するので、沈香木(じんこうぼく)とも呼ばれている。
撮影の直前に魚のアコウ(キジハタ)が釣れたのはあまりにもよくできた偶然だった。
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