苔むした石積み


川べりの土留と護岸の目的で間知石(けんちいし)が積んである。間知石とは石を一定のサイズに切り出し加工した石のことを言う。また加工していない石のことを野面(のづら)といい、その石を積むこと、積んだものを野面積みという。


このような山あいの渓流沿いには人里離れているとは思えないほど数多くの石積みが施してある。スギなどの植林も材木の切り出しが難しいと思われるほど、多くの場所で行なわれているが、植林に比べるとだいぶ時間も労力も要する石積みも結構な場所で行なわれていることに驚かされる。

その石積みが見事にコケに覆われており、人工物でないような半自然の状態となっている景色が印象的だった。少しばかり崩れかかっている様子が、より「自然」な雰囲気を強調していた。


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