渓流釣りの途中、川の中から斜面を見上げた。当たり前に樹木が生えている。木々は光を求めて上を目指し、下枝はなく、ひょろひょろとした樹形となっている。林床も明るく落葉などで覆われている。このような状態は全く珍しいことではなく、自然の摂理として、そうなっている。このような景や樹形は個人的にも好みで、これがあるから渓流釣りに通っている節もある。一般にも大変好まれているのは間違いない事実だと思うのだが、何がその理由なのかを今まで理解できていなかったのだが、上の写真の光景を見た際にふと頭をよぎったこととがあった。一般的には特別新しい発見ということはないと思うが、個人的には腑に落ちるところが大きくハッとしてしまった。
それはこの景が「侘び寂び」を感じさせることに他ならないということである。「侘び」とは簡素で無駄がない様のことを言い、「寂び」とは時間の経過を感じさせる古びた様のことである。
私はこれまで「侘び寂び」を何か人為的なのもの中にのみ落とし込んで理解しようとしていたが、自然の中にも(当然のことながら)当てはめてよいのだということを今更ながらに感じ取ることができた。傍からすると全くたいしたことではないが、私にとって重大な気づきとなった。このことを理解できただけでも、このブログを書き始めた価値があったと言えると思う。
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