生長が早く嫌われがちな シマトネリコ

観葉植物として、流通し始め現在では国内の様々ところで庭木として植えられているシマトネリコ。台湾、中国、インドフィリピンなどの熱帯・亜熱帯原産である。沖縄には自生が確認されている。ただし、日本国内の低地や沿岸部の多くの地域で温暖化の影響もあり、余裕で越冬している。

20年前くらいから爆発的に庭木としての利用が増えたと思う。常緑樹とは思えないほど爽やかな小葉で、色合いも明るい。また病気や害虫にも強く、枯れにくい、とほぼパーフェクトな性質を持っているが、近年はだいぶ少なくなってきている。理由としては生長が早い、早すぎることだと考えられる。小さな苗木が4〜5年で2階の屋根に迫るように大きくなる事例も珍しくない。そのため管理が大変との情報が広く知れ渡ったからに違いない。

そのように敬遠されがちなシマトネリコだが、店舗のテラス席で日除け兼目隠しとして植栽されている姿を改めて見ると、やはり良い。葉のサイズ、密度、色合いなど、他の樹種には代えがたい。縁石で囲われた植栽帯で根域が制限されており、剪定なども適度にされているお陰もあるのだろうが、久しぶりに「シマトネリコいいな」と思った。




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