
長崎市にある崇福寺(そうふくじ)。大半を赤で仕上げられた様から、中国の影響を大きく受けたものであることが、容易に想像できる。
こちらは日本における三大禅宗の一つ、黄檗(おうばく)宗の寺だという。曹洞宗、臨済宗のお寺は他にも多数あるが、私が黄檗宗のお寺を拝観したことがあるのはここを覗くと、総本山の京都にある萬福寺だけである。

これは第一峰門と言われる門である。軒下の組木の格子が精巧に造られている。他ではあまり見ない納まりで、その格子一本一本にも何やら描かれ
いる。外側の白い板の部分でその絵がはっきりとしているが、渦巻いた雲のような紋様が、淡い色のオレンジ、グリーン、ブルーで描かれている。「第一峰」と書かれた額の縁の飾りと同じ色使いのようである。この第一峰門と、1枚目の写真の大雄宝殿はなんと国宝に指定されている。

こちらの別の門もやはり赤く塗られている。この門の丸く、ふくよかな造りも中国を感じさせる造りである。
さらに別の門には「意如」という額がかかっていた。「意の如し」、「思いのまま」という意味だろう。孫悟空の「如意棒(にょいぼう)」の意味はそういうことかと今更気づく。しかし、様々な「戒め」を示していることが多いお寺において、「思いのまま」という緩く、自由な言葉が掲げられているのも珍しいと思った。
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