2025年11月 ナチュラルガーデン南阿蘇


2025年11月に訪れたナチュラルガーデン南阿蘇。グーグルマップに以前よりブックマークしていたまま忘れていた。熊本を離れる前に訪れる場所をチェックしていた時に見つけた。たまたま、木郷滝自然つりセンターへ最後に行く前の日に気づいたため、帰り道に寄れる丁度よいタイミングだった。
ここは熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある。阿蘇山の外輪山(がいりんざん)の南に位置し、北に阿蘇五岳を望む緩やかな北斜面である。住宅・別荘用地として、段々に造成され芝や草で覆われた「段地」が並んで長閑で、それでもどこか整った特有の風景が続いている。このナチュラルガーデンもその区画を複数またいで成り立っているのだろう。

洋風の古びた佇まいも素敵である。水色のドアの風合いが良い。何に使われている建物なのなさだろうか。当日は園内にどなたもおられない様子で、入園料を箱に納めてきた。
ベンチがあるだけで人の気配が感じられる暖かな景観となっている。この通路も元々は分譲区画の境だったのだろう。
一方で和風の建物もあった。広い軒下の縁から眺める阿蘇五岳は素晴らしいだろう。高低差を活かし、弧を描いた階段の下にもしっかりと庭が造られていた。
几帳面に手の入ったという印象ではないが、程よくラフな感じに魅力を感じる。そして、洋風の植栽が主だと勝手に想像していたが、実際はそうではなかった。他の記事で紹介した、カラーリーフのニュージーランドパープルやオーナメンタルグラスのミューレンベルギアといった洋風の園芸品種にも目を引かれるが、シャラやマユミ、さらにはツバキなどの在来種も意外と多いが、違和感なく、ナチュラルに合わせられた構成となっている。
入り口脇にある石柱。裏に植えられた木はサザンカだろうか。
根元にはフウチソウ(風知草)とマウンテンミント。全てがまとまり良く納まっている。

「洋風」「和風」とか、「在来種」「移入種」といった分類はあくまで人が造ったもので、そういった「境に囚われる必要はないのだ」と植物たちが教えてくれるような気がする。

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