
熊本県水俣市のエコパーク水俣の中にある「竹林園」。「竹林」の名を冠してはいるが、竹林のばかりでなく立派な日本庭園が築かれている。

園内は奥行きが長い造りとなっており、奥から浅い流れが続いている。浅くとも水はしっかり流れており、淀んではいない。

途中にもタケの植栽が多く見られる。

こちらも支柱で整えられ、低い竹垣で仕切られ、さらには敷きワラまで入念に施してある。

12月の末だったが、ツワブキの黄色い花が最盛期だった。流れ沿いの石の灰色によく映える。


流れの最上流は石組みから流れ出る、小さな滝となっている。飛石が池を横断している。

東屋(あずまや)とオカメザサの刈り込み。

こちらの水鉢の根元に水瓶(みずがめ)が埋めてあり、その瓶の中へ水が落ちる「ぽちょん」という音のなかに(陶磁器に響く金属的な)「きん」という音がかすかに混ざって響いてくる。これが「水琴窟(すいきんくつ)」というものだ。あの小堀遠州が原型を考案したものらしい。
そして、鹿威し(ししおどし)もあった。
この竹林園は造られて、まだ時間がそれほど経っていないだろう。日本庭園としては新しい部類になると思う。歴史や長い時間を経た「寂び」感は薄いが、分かりやすく、小綺麗で、好感が持てる庭園だった。
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