港カフェ 秀逸な半屋外空間

熊本港に「港カフェ」という名のカフェがある。フェリーターミナルの建物から突き出したテラス席として設けられた半屋外空間が実に秀逸である。完成して何年も経っているが、以前はこの部分は無かったように記憶している。

奥行きは4メートル弱ありそうだ。間口は10メートルをゆうに超えるほど広い。鉄骨の頑丈な梁があり、サッシに閉ざされているため、一見すると、普通の室内空間のように見えてしまうが、屋根部分は開閉式の膜構造(オーニング)となっており、かなり開放的な構造である。

水色のサッシも洒落ていて、屋外仕様と思える家具も立派なものが設えてある。海外のテラス席を思わせる、なかなか見れない造りとなっている。
外周はアイボリー色のシンプルなウォールで囲われていることで、開放的なテラスに落ち着き感が加えられている。
その外の植栽はオリーブやフェイジョア、シマトネリコ、アキニレなどが植えられ、根元にはローズマリーやチェリーセージなどがあしらってある。地中海風の温暖な海寄りのイメージがテラスともよく似合っている。

サッシ上部に付いた斜めに固定されている(と思う)ルーバー状の部材がある。雨除けや日除けとしての役割りをある程度果たすとは思うが、密閉されていないため、その機能はそれ程高くないと思うが、この部分にこそ外国的なおおらかさが最も感じられる気がした。

コメント