半年の 患い 消える

川にヤマメを釣りに行く。

ヤマメが棲む川はおおよそ山の中にあり、川幅が狭く、両岸を木々に覆われている、いわゆる「渓流」である。

街に植えられた木ならば、ある程度の種類は分かるが、山の木々は種類が特定できるものの方が少なかった。それらを学ぶために、写真を撮り、調べて、ちょっとしたコメントを書こうと思い、釣り等と併せて記事にしてきた。

木の種類は膨大にあるだろうから、難航を予想していた。過去に植物を調べるアプリなどを試したこともあったが、撮った写真をアプリへ取り込んだところで、謎のエキゾチックな日本には存在しない植物だと同定してくる始末で使い物にならなかったが、グーグルレンズのお陰で、かなりの種類をあっさり特定できて、悦に入っていた。

しかし、昨年6月に撮った写真で、接写できており、かつ特徴的な葉を持つ木で特定できないものがあった。↑↓の写真がそれである。
葉は全長7〜8センチくらい。やや厚手だが、落葉樹のような雰囲気。花や実こそないが、充分過ぎると思える写真でも分からなかった。ヌルデに似ているが、特徴的な軸の翼などもない。葉の形は短いがハゼの葉のつき方にも似ている。ウルシ科の樹木かと思ったが、似たものが見当たらない。

そうして、何度も放置を繰り返してきた。たまたまネット上で見たヒゼンマユミの葉が、↑の写真の木に似ているのではと思い起こし、見比べて見た。

サイズ、形状はかなり近い。ただ、ヒゼンマユミは常緑らしく、さらに艶と厚みがある。ただし、個体ごとのばらつきも大きいようだ。その沢山の画像の中で、さらに似ているものに辿り着き、見てみると、なんと「マユミ」とのこと。

マユミは造園木としても時折見かける上、以前にこの川の上流で見つけて記事にした。その個体とも様子が、かなり違っていたのだが、よく調べたところ、マユミは「葉の個体差や変異が大きく、バラエティに富む」というオチに納得し、半年もの患いが、本日一件落着しホッとした。







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