渓流沿いに生えた樹木。よく見ると変わった樹形をしている。高さの中程には枝葉がなく、上部と下部にだけ枝葉を茂らせている。植物の生存戦略としては当然のことだが、光を得られて光合成がしやすく、生産性が高い部分に葉をつける。
ここでは木の上部に加えて、下部の渓流に面する側は光が得やすいため、このような樹形になっているのだろう。

葉は大きく特徴的に見えるが、以外と種の特定に苦労した。マタタビやヒメコウゾに似た葉だが、マタタビはツル性で、ヒメコウゾだと三裂する葉を持つなど葉の形に変異が大きいはずであるし、葉のつき方も対生とはならないということから、クサギだという結論に至った。
以前、花が咲いたクサギを見つけ、クサギという木を知った。その際もその名(臭木)の由来である葉の臭いを嗅ぐことが無かった。そして今回も同様の見逃しならぬ、嗅ぎ逃しである。今後、手に取り、臭いを嗅ぎ、複数の感覚でもって学んで行かねばと思った。

コメント
コメントを投稿