熊本市南区富合町にある雁回山。標高300メートル少々で手軽に登りやすい低山とのことで、渓流シーズンに向けた体力づくりも兼ねて登ってきた。複数のルートが整備されていて今回の雁回公園コースの他に、富合コース、宇土コース、そして最近熊本地震からの復旧を終えた城南コースがある。雁回公園から第一展望所までの40分位のルートと書いてある。登山の経験は全くないがブーツを履いて杖(川を渡る際に使うために以前購入した折りたたみ式のもの)と水筒、軽食を持って行くことにした。
登山道へ入ると大きなアカマツがたくさんあり、相当な量の松葉が落ちていて滑りやすいのでブーツを履いてきて良かったと思った。松葉の香りにつつまれてリラックスでき、来て良かったと初登山を堪能していたのも束の間、急傾斜の登り坂にみまわれ、いきなりのペースダウン。
息が上がり数十メートルごとに立ち止まってしまう。暖かいせいもあって薄っすら汗ばみダウンジャケット、ダウンベストもバッグにしまった、やっぱこういう時にも透湿系のウェアだとよいのだろうと思う。ゴアテックスなどを身につけたことはないが欲しくなる。しばらく登り坂、階段が続いたがようやく落ち着いてきた。ただし狭い所で道幅は50〜60センチ程度で路肩は急斜面のところも多い。簡単に考えていたが油断すると大怪我しそう。
登りが終わって管理用の車が通れるようになっている砂利道にでると平坦で歩きやすくなった。この日も10人くらいの方々とお会いしたが、私よりずいぶんと年齢も上の方があっさり追い越して行かれる。さすが日ごろの鍛錬の賜物なのだろう、大型のデイパックを背負った方もおられた、本格的な登山に向けたトレーニングだろうか?透湿系と思われるウェアがいっそう眩しくみえる。
どうにかこうにか展望所につく。展望台は鉄筋コンクリート造の立派なもの。この日は周囲が白くかすんでおり残念ながらいまひとつの眺望。ただし平野にポツンと立つ山だけに標高の割りには景色が開けている。展望台の脇にはトイレもあって助かった。
そして、展望台に雁回山の名前の由来が書いてあった。元々は木原山という名前だったが、鎌倉時代この辺りを治めていた源為朝という弓の名手いて、この山から雁(がん、かり・少し大きめカモのような鳥の類)をいつも射落としていたため、雁がこの山を廻って飛ぶようになったことが雁回山の名前の由来だということ。凛々しさと力強さもある物語だが、大自然の大きな流れにささやかに人の手が一矢報いているようなおかしみも感じる素敵な由来だとも思う。ガンカイサンと音も良い。





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