チャノキ


刈り込まれて低い生垣のように整った茶畑の光景は好きだ。5月になったが一番茶は摘まれたのだろうか。葉を見てもよく分からなかった。

かつて祖父母が茶を作っていたのにも関わらず、茶摘みを知らない。惜しいことをした。
ツバキ科だけに葉は艷やかに光を反射しているが、ツバキほど形はつるんとしておらず、波打った葉脈の筋がはっきりしている。

チャノキ、茶ともに日本文化を代表する存在ではあるが、これもまた外来種であることには驚かされる。

里山に自生している風なチャノキを見ることがあるが、人の活動に伴って野生化したものだと思う。

鎌倉時代に臨済宗の開祖である栄西が中国から種子を持ち帰ったことに日本の茶の全てが始まっているという。わずかな種から日本中にくまなく拡がったことにもさらに驚かされる。

人の活動と植物の活動のリンクがとてつもない大きな輪を作り出している。








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