
林道(りんどう)といえば、森林の維持管理用に設けられている道のことで、渓流釣りの際に間々使わせてもらうことがある。一部はアスファルトやコンクリートで舗装されているのもの、たいていは砂利道となっていることが多い。
とはいえ、山あいの傾斜地にあるため、路肩の間知ブロックや擁壁による土留、落石・倒木の撤去などを考えると、かなりの維持費が掛かっているように思う。林業が盛んだった1950〜60年代に造られたものが多いようである。
話は変わるが「りんどう」という音の響きが個人的に大変好ましくかんじる。涼しげで、奥行きがあり、どこか好奇心を駆り立てられるような響きを感じるのは釣り人だけではないはずだ。同じ「リンドウ」に植物の竜胆(りんどう)がある。くしくも熊本の県の花に指定されている。
濃い紫の清楚な花を咲かせるリンドウは上品で「凛」とした雰囲気がある。その名前の古くから漢方薬として利用されてきたリンドウの根が「竜の胆(きも)のように苦い」ことに由来している。最上級を表す例えとして「竜」が用いられていることも、高貴さを感じさせる要因である。
自生のものを見たことはないが、阿蘇山頂周辺の草原に自生しているとのことである。人の手に届きづらい場所に存在するものが、やや神々しい名前となっていることには納得できる所が大きい。林道も人里を離れることからややその雰囲気を感じさせるのだろうか。
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