2025年11月 木郷滝自然つりセンター

熊本県阿蘇郡高森町の奥地にある木郷滝自然つりセンター。ここ数年、渓流の禁漁期間となる、秋冬はだいぶお世話になった。これからほぼ来ることができなくなりそうなので、記録用に紹介しておこうと思う。
ルアー・フライコーナーのみの解説となる点、年によって魚の量や魚種は異なる点をご了承頂きたい。

昨年はかなり魚が、少ない状態にあった。ネット上には良くない噂や評判も出ているが、私はカワウ等の鳥による被害によるところが大きいと信じている。

昨年訪れた際に、10分程度釣り場を空けたところ、そこにカワウが水面におり魚を咥えていた、10匹は居た魚が残らず1羽のカワウに喰われていたのだ。成鳥のカモよりやや大きい位の鳥が、30〜40センチあるニジマスを次々と飲み込んでいる、とんでもない食欲にただ驚かされた。

この食害を見てからは全ての放流魚が居なくなる理屈が容易に想像ができ、(自然界で鳥の餌が乏しくなる冬は)放流→(当日中に)カワウの餌となる構図が明確につかめた。

ただし今年はたまたまかもしれないが、入場直後に放流があったので十分に楽しめた。人が少ないのも助かることではある。

場内に掲示してある3魚種が載ったパネルである。1番多いのはニジマスである、25〜35センチくらいが現在のアベレージだろう。捕食はさほど上手くないが、ヒット後の強い引きの魅力はクセになる。

イワナは昨年初めて釣り上げた。白泡の中から引ったくるような食い方は管理釣り場ではないような感覚だった。1番のレアキャラといえる。そして、ヤマメである。この11月は1ペアぐらいしかいなかったが、10月には多くのペアが居た、非常に賢くルアーと知っていながら、あざ笑うようにチェイスして食わない。ミノーなどで苛つかせてどうにか食わせる、ニジマス程のファイターではないが、尺(30.3センチ)を超え、黒い魚体似赤い縞が入るその姿は、この辺りの自然渓流では拝めない神々しい(鬼のようでもあるが)姿である。

受付で5,000円支払い、帰りに腕章を返す時に500円が払い戻されるシステムとなっている。(入場より5時間の制限時間)受付から車で3分ほどのルアーフライコーナーへと向かう。矢印の所から急な坂を下り、駐車場(P)へ車を停める
。脇には休憩小屋、トイレもある。自販機は受付にしかない。ちなみに受付付近は携帯電波が届くが、ルアーフライコーナーは圏外となってしまう。

駐車場からAを望む。この日は着いた途端、橋の上から放流があった。先行者が5人ほどおられたが、空いていため、そこに入ることができた。
A部分も全体に浅いが橋の左側の土台際が少し深くえぐれている所は70〜80センチくらいの深さがあり、そこにニジマスがついていることが多い。いきなりシンキングミノーで30センチほどのニジマスをキャッチできた。

下流から上流から、ルアーを変えながら攻めて、しばらくはそれなりの反応が得られるが、深みの幅が狭いため似かよったアプローチとなるので見切られやすく、あまりAで長時間粘るのはあまりおすすめできないと思う。また放流直後よりも1時間程度経ってからのほうが反応がよくなることが多い。ただし、放流後、ルアーを初めて見るニジマス全てがやすやすと釣れてくれるほど、簡単ではない所が、ゲーム性が高く、度々行きたくなる理由だろう。
ヒレが傷んだ個体がほとんどであるが、それでも魚の引きは十分に楽しめる。

Aの下の2番人気のポイント。橋の下よりは少しだけ魚が居つける場所が、幅広いため、アプローチに変化がつけやすく、流れに対して直角に引いてこれるところもある。魚影も濃いことが多い。

そして、1番人気のBのポイント。深さも2メートル位あり、魚も1番多い。たいてい人が入っている。強いて悪いところを挙げると、写真右側の辺りには落ち葉などで水面が覆われており、邪魔になることがあることと、手前の大岩から水面まで高低差があり、ランディングがしにくいこと位だろう。空いていたら間違いなく入りたいポイントである。

CからDにかけてはウェーダー着用でないと降りて行くことが厳しい上、魚も少ない。釣れない時に何度か降りてみて、釣れたこともあるが、普段は特に行く必要がないと思える。

反対に上流側のAからEは、小さめのポイントが段々に連続している、魚が居れば楽しめる。

EからFの間はおととしまでは程よく魚が泳いでいたが今はほぼ0。大木の下で景色も良いが、今は1番奥地の淵に魚が入っていなければスルーとなる。

受付で「釣れにくいですよ」などと声掛けられることも多く、数多くの魚とのやり取りや持ち帰りなどを期待すると、沿わない結果に愕然とすることもある。その難しさを理解して楽しむには凄く良いところである。これまで前日の寝つきが悪くなるど、興奮して訪れたこともあるぐらい楽しませてもらった。またいつか来たい、ありがとう木郷滝。

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