今年初めて訪れた某河川の中流域では、渓相は良いもののヤマメの姿は全く見られなかった。あまり期待は持てなかったが、上流域の入渓場所を探した。
道路から高低差が7〜8メートル位あったものの、樹木をつたって川に降りることができた。渓相はさらに良い。この辺りは花崗岩が主体となった地盤のようで、風化した花崗岩は「砂」となり、非常に崩れやすい。中流域は近年、災害で崩た後に復旧されたばかりのところも見受けられる。
しばらく、釣り上がっていると、嫌な臭いが鼻をついてきた。イノシシの糞尿か、動物の死骸が腐敗したものか、区別はできなかったが、臭いを感じた後は、いつも腐乱死体を近くで見ないよう、警戒して歩いている。しばらくして砂地の浅瀬に40センチほどの何らかの死体があり、遠巻きに通り過ぎた、そのすぐ後ろの小さな渕でチェイスがあり、軽くバイトしたが、油断しており全く対応できなかった。動物の死体を見た直後のヤマメの反応はこれまで何度もある。何か呼び寄せるものがあるのか、虫が集まるからなのかもしれない。
その後も、2度チェイスがあったが、釣り上げられなかった。意外にも18〜20センチほどありそうなこの川の規模にしては充分な良型だろう。地図上で確認した退渓場所が近づいてきた辺りで、チェイスがあった。小さな渕でルアーは既に回収まで4〜5メートル。さらにそこからは岩盤で水深は10センチを切ってきた。食わせ切れなかったかと思ったが、ヤマメが体を横たえてルアーを食って、即反転。思いの外、強く心地よい引きに満足できた。

釣り上げたのは18センチほどの綺麗なヤマメ。やはり新規開拓での1尾は価値が大きい。ここには度々通うことになりそうだ。
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